落合徳子のつくりかた 「本を読みすぎる子供 3」

高校生になっても本を読み続けられたきっかけとは
amirisu株式会社 2021.08.27
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実は中学生まで勉強することにあまり意味があると思えず、怒られない程度に日々をやり過ごしていましたが、どうしてかもう勉強しないと間に合わない!と思い立ち、高校受験の二ヶ月前からようやく本腰を入れ始め、毎日8時間ぐらい勉強し始めました。その甲斐もあり無事に県立高校に合格!そしていつもの母の言葉「やればできっとに、なんでやらんとやろうか。」(やればできるのに、どうしてやらないのかしら)を言われるという流れです。

私が通っていた県立高校は、ベビーブームで一番人数が多かった時代でしたので、高校が足りなくなり、諫早と東長崎の生徒を収容するために作られた新しい高校でした。私は5回生。学校の建物もシステムも発展途上という感じで、伝統がない代わりに、新しいことをしやすい環境だったと思います。

私が入学したころは、高校内の図書室が未整備で入っている本もまばら。それでも私は図書室に毎日のように通って、本を眺めていました。その図書室の奥に小部屋があったのですが、国語担任達がおそらく勝手に自分たちの休憩場所として中を整えており(たぶんコタツもあった気がします)、その先生達と図書室でしょっちゅう顔を合わせることになりました。

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